投資信託に投資するなら、証券会社に「証券口座」を作る必要があります。
これから投資をはじめる投資初心者の方は、「証券口座って・・・?」と戸惑われるかもしれませんが、大丈夫です。特に難しいことは何もありません。
ちょっとイメージしてみてください。
世界各国の会社の株を売り買いするために、いちいちそれらの会社まで出向き「会社の株をください!」とお願いして回るわけにはいきませんよね?
たとえ実際にやったところで、会社の社長が出てきて、見ず知らずのあなたに会社の株を分け与えるわけがありません。
そもそもどこの誰かもわからない私やあなたには信用がありませんから…。
ですので、株の取引を仲介してくれる「信用のある会社」が必要になるわけです。それが証券会社です。
私たちは、証券会社にお金を預けておく口座を作り、その口座を通じて株や投資信託を売買するわけです。
ですので、株や投資信託に投資するためには、まず証券会社に証券口座を作らなければなりません。
ここで、どの証券会社に口座を開くかが重要になってきます。
なぜなら、各証券会社ごとに得意とする分野が違うからです。売買手数料が安い証券会社もあれば、投資信託の取扱本数が多い証券会社もあります。
ですので、投資信託に投資するのであれば、投資信託に強い証券会社を選びましょう。
結論から言うと、「楽天証券」か「SBI証券」のいずれかで口座を作れば、まず間違いありません。
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楽天証券とSBI証券のメリットデメリット比較。おすすめはどっち?
証券会社はたくさんありますが、初心者におすすめの証券会社はどの証券会社でしょうか? 多くの方は「楽天証券かSBI証券かな?」っとイメージしたのではないでしょうか。それで正解です。間違いあ ...
楽天証券もSBI証券も手数料が安く、投資信託の取扱本数も多い、優秀な証券会社です。投資初心者〜上級者まで、幅広いユーザーに使われています。
ここまでの話で楽天証券とSBI証券に興味が出てきた人は、とりあえず口座開設申し込みをして頂いて結構です。
口座開設のための申し込み資料が届くまで少し時間がかかりますので、その間に投資信託に関する勉強をしておけば時間を無駄にしなくて済むでしょう。
投資信託についてもう少し詳しく知りたいという方は、本記事で…
- 投資信託に強い証券会社の選び方
- 投資信託におすすめの証券会社
- 得する口座開設方法
について紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
投資信託に強い証券会社の選び方。チェックすべき3つのポイント
投資信託に投資するなら、投資信託に強い証券会社を選びましょう。
以下の3つのポイントをクリアしていれば、投資信託に強い証券会社といえます。
1.投資信託の取り扱い本数は多いか?
そもそも投資信託の取り扱い本数が少なければ、良い投資信託を選ぼうにも選べません。
残念ながら、投資信託には手数料が高くて運用利回りが低いという、買う価値のないものが多いです。
ですので、まず第一に投資信託の取り扱い本数が多い証券会社であることが重要です。数百本では話になりません。1000〜2000本はあって欲しいところです。
2.手数料は安いか?
投資信託も株式投資と同じように、売買するのに手数料がかかります。手数料が高いと、投資信託を売買するたびに投資資金が減っていきます。
例えば投資信託の売買手数料が1%かかる場合、1000万円投資した瞬間に手数料で10万円減ります。手数料0.1%であれば、1万円で済みます。
ですので、できるだけ手数料の安い証券会社を選ぶようにしましょう。
3.使いやすいか?
投資信託に投資しようと考えている人は、おそらく「長期投資」が前提でしょう。であれば、60〜70代になっても使いやすい証券会社を選ぶべきです。
口座開設しようとしている証券会社は、本当に使いやすいですか?たとえポケはじめた頭でも、操作を間違えないといえますか?
「ちょっと難しいな…」と感じる証券会社は避けたほうが無難です。できるだけ使いやすい証券会社を選ぶようにしましょう。
以上3点をまとめますと…、
- 投資信託の取扱本数が多く
- 手数料が安く
- 使いやすい
という特徴を兼ねそなえた証券会社が、投資信託におすすめの証券会社ということになります。
「おいおい、そんな証券会社あるのか?」と思われるかもしれませんが、あります。ただ、多くはありません。
今のところおすすめできるのは以下の5つの証券会社です。
投資信託におすすめの証券会社5選
第1位 楽天証券
楽天証券の5つのメリット
- 投資信託の取扱本数2400本以上!
- 手数料無料のノーロード投資信託の取扱本数1100本以上!
- 投資信託の残高に応じて楽天ポイントがもらえる
- 毎月100円から積み立て投資可能
- 初心者に分かりやすい画像中心の操作画面
楽天証券の投資信託取り扱い本数は2400本以上です。
そのうち手数料無料で購入できるノーロード投資信託は1100本以上あります。約50%もの投資信託を手数料0円で購入できます。
投資信託取り扱い本数も、手数料の安さも、申し分ありません。
また、投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントがもらえる点も見逃せません。貯まった楽天ポイントは楽天市場で使うことができますし、楽天ポイントで投資信託を買うこともできます。
楽天証券の操作画面は画像中心なので、初めて使う人でも直感的に操作方法を理解できます。
「初心者用操作画面」が用意されているので、初心者でも迷うことなく使えます。
楽天証券は、投資初心者にとって使いやすく、中・上級者からの評価も高いおすすめの証券会社です。
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楽天証券
第2位 SBI証券
SBI証券の5つのメリット
- 投資信託の取扱本数2500本以上!
- ノーロード投資信託の取扱本数1200本以上!
- 投資信託の残高に応じて最大0.2%ポイントがもらえる
- マネーフォワードと連携してポートフォリオ管理可能
- 無駄がなくシンプルな操作画面
SBI証券は、投資信託の取扱本数は業界No.1です。2500本以上取り扱っています。
また、手数料無料で購入できるノーロード投資信託は1200本以上も用意されています。楽天証券と同じく約50%の投資信託が手数料無料で買えます。
楽天証券と同様、投資信託の残高に応じてポイントがもらえる投信マイレージサービスがあります。貯まったポイントは、マイルや現金と交換可能です。
SBI証券の操作画面はいたってシンプル。無駄なものがない簡素なユーザーインターフェースです。
ただ、シンプルすぎて初心者には使いづらいかもしれません。どちらかというと、中・上級者向けの証券会社です。投資の経験がある方であれば、楽天証券よりSBI証券のほうが使いやすいと感じるかもしれませんね。
使いやすさを重視して、SBI証券を第2位にランキングしていますが、楽天証券もSBI証券もほぼ同等です。なので、どちらを選んでもまず間違いありません。
あなたが使いやすいと思う方を使えばいいでしょう。この2社のどちらでも満足できないということであれば、他のどの証券会社を使っても満足できないと思います。
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SBI証券
第3位 松井証券
松井証券の3つのメリット
- 投信工房(ロボアドバイザー)でおまかせ投資できる
- 10万円以下の株式売買手数料 無料!
- 原則24時間お問い合わせ対応(電話もメールも)
松井証券の魅力は、ずばり「投信工房」です。8つの質問に答えるだけで自動的に投資信託ポートフォリオを作ってくれます。投資は苦手だから全部お任せでいいという人にとって非常に便利なサービスです。
投信工房で自動的に作成されたポートフォリオは、自分で微調整することが出来ます。
例えばA、B、C、Dの投資信託に25万円ずつ投資するポートフォリオが作られたとします。その後、A投資信託を40万円購入し、B、C、Dの投資信託には20万円づつ投資するというように比率を変更することができます。また、A投資信託は削除してG投資信託に入れ替えるということも出来ます。
ですので、機械にお任せしつつも、自分の許容できるリスクに合わせてポートフォリオを作れるわけです。
投資に時間をかけるのが嫌!という、割り切った人におすすめの証券会社です。
電話もメールも24時間対応してますので、初心者の方でも安心して使えます。
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松井証券
第4位 カブドットコム証券
カブドットコム証券の3つのメリット
- 「フリーETF」特定の国内ETF売買手数料が無料!
- 「シニア割り引き」売買手数料2〜4%割り引き
- 「女子割」女性は全員1%売買手数料割り引き
カブドットコム証券では、特定のETFを手数料無料で購入できます。売買手数料はかかりません。(他社で買う場合、手数料がかかります)
この「フリーETF」というサービスは、カブドットコム証券以外の証券会社にはありません。投資信託ではなく、ETF中心に資産運用したいという方にとっては、魅力的なサービスです。
また、年齢に応じて株式売買の手数料を割り引いてくれるサービス「シニア割り引き(50歳以上2%、60歳以上4%割引)」や、女性は全員1%売買手数料が割り引かれる「女子割」など、ユニークなサービスを展開しています。
頻繁に株を売買するご年配の方にとっては、かなりお得な証券会社といえます。
第5位 マネックス証券
マネックス証券の2つのメリット
- 米国株の取り扱い3300銘柄以上!業界No.1
- 年間約200本!オンラインセミナー無料受講可能
マネックス証券は、米国株を売買する人にとって最高の証券会社です。
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なぜ「マネックス証券」が米国株投資におすすめの証券会社なのか?
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アメリカの会社、アメリカのETF、合わせて3300銘柄以上取り扱っています。また、米国株の売買手数料は業界最安です。
米国株に投資するための証券会社を探しているのであれば、マネックス証券以外にありません。
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マネックス証券
各証券会社の特徴一覧表
楽天証券 | |||
SBI証券 | |||
松井証券 | |||
カブドットコム証券 | |||
マネックス証券 |
それぞれの証券会社ごとに強みは違いますが、投資信託におすすめの証券会社を探しているのであれば、上記の表を参考に決めて頂いて問題ありません。
一番おすすめの証券会社はどこ?
投資信託におすすめの証券会社は「楽天証券」「SBI証券」の2社ですが、どちらか1つだけ選ばといわれれば楽天証券をおすすめします。
なぜか?それは、初心者にとって使いやすく、上級者にとっても使いやすいからです。
SBI証券も楽天証券と同じくらい良い証券会社ですが、楽天証券に比べて投資初心者に対するケアが少ないように思います。
楽天証券のようにポートフォリオのグラフ表示機能や、投資教育コンテンツ(セミナーや経済記事など)が充実していません。
逆にいうと、ある程度投資に詳しい人はSBI証券のほうが使いやすいかもしれません。
ということで、これから投資信託を始める投資初心者の方におすすめの証券会社は『楽天証券』です。
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楽天証券
ただ、繰り返しになりますが、楽天証券もSBI証券もほぼ同等です。この2社が、他のネット証券を大きく突き放し、突出して優れています。両巨頭です。この2社の差はもう、誤差の範囲です。
ですので、楽天証券でもSBI証券でもどちらでもあなたにとって使いやすい証券会社で口座を開設すればいいでしょう。
迷い続けるより、スタートを切ることが大事です。
証券口座を作らないと、投資を始められません。気に入った方の証券会社で口座開設してしまいましょう。
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現在、楽天証券では新規口座開設キャンペーンを開催しています。
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キャンペーン詳細については、公式サイトからご確認ください。
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楽天証券
楽天証券かSBI証券かで悩む方は、こちらの記事が参考になります。
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