マネックス証券とSBI証券は、どちらも外国株の取り扱いに強い証券会社です。
楽天証券は使いやすくて初心者にとってベストな証券会社ではあるのですが、外国株に関してはマネックス証券とSBI証券の方が優れています。
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なぜ「マネックス証券」が米国株投資におすすめの証券会社なのか?
アメリカは先進国で数少ない人口増加国です。 経済指標(NYダウやS&P500など)は右肩上がりに上昇していますし、GDPも伸びています。 ブラックマンデーもリーマンショックもなんのその。大恐慌が起こっ ...
ですので、楽天証券をメインの証券会社として使いつつ、外国株売買用のサブ口座としてマネックス証券かSBI証券を利用する方が多いです。
ただ、マネックス証券は米国株の取り扱い銘柄数が多く、SBI証券は米国株以外の外国株(中国やベトナムなど)の取り扱い銘柄数が多いという特徴があります。
ですので、投資したい国によって、マネックス証券かSBI証券か、どちらの証券会社を使うべきかの答えは変わります。
マネックス証券とSBI証券の外国株取り扱い銘柄数、売買手数料など、メリットデメリットを比較してまとめましたので、どちらの証券会社を使おうか迷っている方は参考にしてみてください。
すでにSBI証券を使っている方は、マネックス証券をサブ口座として開設すべきかどうかの判断材料にして頂ければと思います。
目次
マネックス証券のメリット
- 米国株の取り扱い銘柄3000以上!業界NO.1
- 米国株の売買手数料が業界最安
- ゼロETFで米国ETFの売買手数料無料!
- 最長90日先まで予約注文可能!
- 米国株オンラインセミナーが無料
米国株の取り扱い銘柄3000以上!業界NO.1
マネックス証券の米国株取り扱い銘柄数は3329以上!
SBI証券の米国株取扱数は約1400。楽天証券は約1300です。
ですので、マネックス証券は最大手ネット証券2社の倍以上の米国株を取り扱っていることになります。圧倒的な業界NO.1です。
しかも、ユーザーのリクエストをもとにさらに増やし続けると明言しています。今までと同様、今後も米国株の取扱数はマネックス証券が最多なのは確実でしょう。
米国株の売買手数料が業界最安
マネックス証券の米国株売買手数料は業界最安です。
最低5ドル〜最大20ドルです。(約500円〜2000円)
売買手数料の上限は20ドルなので、1000万円売買しようが1億円売買しようが手数料は20ドル以上とられません。
投資資金が多くなるほどお得になる手数料体系になっています。
ゼロETFで米国ETFの売買手数料無料!
マネックス証券には、「ゼロETF」という特定のETFの売買手数料が無料になるサービスがあります。
具体的には以下のウィズダムツリーETF28銘柄の売買手数料が無料になります。
ご覧の通り「配当」を重視したETF銘柄が多数とりそろえられています。米国ETFの配当再投資で資産形成していきたい方と相性が良さそうです。
たとえば、ゼロETFを利用せずに上記のETFを毎月積み立て投資した場合、手数料は以下のようになります。
- 最低で5ドル×12ヶ月=60ドル(約6000円)
- 最大で20ドル×12ヶ月=240ドル(約2万4000円)
ゼロETFを利用することで最大2万4000円も手数料が安くなるわけです。
もし、毎月積み立て投資を10年間続けるとすれば24万円も手数料が安くなります。
長期的に考えると、ゼロETFは非常にメリットのあるサービスです。
最長90日先まで予約注文可能!
たとえば楽天証券の場合、米国株(米国ETFも)の予約注文はできません。
ですので、米国株の取引時間内に売買注文をしなければなりません。しかも、注文は当日のみ有効です。明日になれば再度注文し直す必要があります。かなり使いづらいです。
しかし、マネックス証券であれば最長90日先まで予約注文可能です。
たとえば、10日先までapple株を180ドルで買う注文を出したとしましょう。そうすると、注文した日を含めて10日間apple株が180ドルで買えるかチャンスを伺ってくれます。180ドルで買えるようであれば、自動的に購入してくれます。
要するに、毎日株価をみて買えるかどうかの判断をしなくて良いわけです。
購入したい価格と期間を決めて、一回買い注文を出せば、あとはほったらかしでOKです。
米国株オンラインセミナーが無料
米国株の情報は日本株と違ってなかなか手に入りづらいものです。
米国に住んでいなければわからない現地の雰囲気や最新情報は、いくらインターネットが普及したとはいえ手に入れるのは大変です。
しかし、マネックス証券なら、毎月米国株のオンラインセミナーを無料で視聴できます。
米国株投資のノウハウを学びたい方にとってありがたいサービスです。
マネックス証券のデメリット
- 米国株以外については最強ではない…
- 日本株の売買手数料は高め…
- ポイント制度は控えめ
米国株以外については最強ではない…
マネックス証券は米国株の取り扱いにおいては業界NO.1です。しかし、それ以外についてはNO.1というわけではありません。
マネックス証券は米国株で圧倒的NO.1でありつづけるために、他のことは意図的に後回しにしているのでしょう。
これはもうトレードオフなのでしかたありません。
日本株の売買手数料は高め…
マネックス証券の米国株の売買手数料は業界最安です。しかし、日本株の売買手数料は少し高めです。
たとえばマネックス証券の50万円〜100万円の日本株購入手数料は1000円〜1500円です。SBI証券と楽天証券の場合は487円です。
日本株は他の証券会社で売買する。米国株はマネックス証券売買する。というように使い分ければ、マネックス証券の日本株売買手数料を気にする必要はないでしょう。
米国株以外の外国株の取り扱いは少ない
マネックス証券は、米国株と中国株以外の外国株は取り扱っていません。
たとえば、タイ・インドネシア・ベトナムといったアジアの新興国株に投資したい場合は、SBI証券か楽天証券を使うようにしましょう。
SBI証券のメリット
- 外国株の取り扱い銘柄数 業界NO.1
- 米国株の売買手数料が業界最安
- 最長15日先まで予約注文可能
- ドル転の手数料も業界最安
- 各種マーケット情報、売買ツールを追加購入可能
外国株の取り扱い銘柄数 業界NO.1
SBI証券は、外国株取り扱い銘柄数が業界NO.1です。約3680銘柄もの外国株を取り扱っています。
米国株に関してはマネックス証券に劣るものの、米国株を含めて「外国株」という枠で比較すると、マネックス証券よりSBI証券が圧倒的に上です。
そもそもマネックス証券は米国株と中国株以外は取り扱っていませんので。
米国株の売買手数料が業界最安
SBI証券の米国株売買手数料は業界最安です。マネックス証券の売買手数料と全く同じです。
ちなみに…
マネックス証券・SBI証券・楽天証券の米国株売買手数料はすべて同じです。
この3社が競い合って、米国株売買手数料を引き下げくれています。
最長15日先まで予約注文可能
SBI証券も米国株の予約注文が可能です。最長15日先まで予約注文することができます。
マネックス証券は90日先までの予約注文を受付けていますので、それと比較すると1/6の期間ではあります。
しかし、2週間先まで予約注文できるなら十分でしょう。
楽天証券の場合は当日しか注文を受付けていませんので、楽天証券と比べるとSBI証券もマネックス証券も米国株の取り扱いにおいて優れているといえます。
ドル転の手数料も業界最安
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ドル転とは?メリットデメリット、ドル転のタイミングについて
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SBI証券は、住信SBIネット銀行と連携させると激安でドル転(円→ドルに変えること)できます。
マネックス証券と楽天証券でもドル転できますが、手数料は1ドルあたり25銭です。100万円ドル転すると約2500円の手数料がかかります。
しかし、SBI証券と住信SBIネット銀行を利用した場合、手数料は1ドルあたり4銭です。100万円ドル転しても手数料は約400円程度です。
円高になったから余裕資金の一部をドルに変えておきたい(ドル転しておきたい)という人にとって、SBI証券のドル転手数料は魅力的です。
各種マーケット情報、売買ツールを追加購入可能
SBI証券では、「高機能トレーディングツール」や「機関投資家向けニュース」など、プロ投資家のための特別サービスが用意されています。
有料ではありますが、一般的な投資家と違う戦略、違う情報をもとに投資したいという方にとって役立つサービスが取りそろえられています。
SBI証券のデメリット
- 米国株の取扱銘柄数はマネックス証券の方が断然多い
- 便利なツールがそろっているけれど有料…
- 米国株チャートは15分遅れで表示
米国株の取扱銘柄数はマネックス証券の方が断然多い
SBI証券の「外国株」の取り扱い銘柄数が業界NO.1です。
しかし、米国株の取り扱い銘柄数はマネックス証券の方が多いです。
米国株に投資したいのか?それとも、その他の外国株に投資したいのか?で、マネックス証券とSBI証券のどちらを使うか決めると良いでしょう。
便利なツールがそろっているけれど有料…
SBI証券には、高機能トレーディングツールや機関投資家向けニュースが手に入るなど、他にはないオプションが取りそろえられていますが、有料です。
米国株チャートは15分遅れで表示
SBI証券では、米国株の株価は15分遅れで表示されます。
これはどこの証券会社でもほぼ同じです。約15〜20分前の株価が表示されます。
しかし、マネックス証券はリアルタイム表示してくれます。(※外国株取引口座の米ドル残高もしくは保有米国株の残高がある場合に限る)
マネックス証券とSBI証券のメリット・デメリットまとめ
マネックス証券のメリット・デメリット
- 米国株の取り扱い銘柄3000以上!業界NO.1
- 米国株の売買手数料が業界最安
- ゼロETFで米国ETFの売買手数料無料!
- 最長90日先まで予約注文可能!
- 米国株オンラインセミナーが無料
- 米国株以外については最強ではない…
- 日本株の売買手数料は高め…
- ポイント制度は控えめ
マネックス証券の米国株取り扱い銘柄数は3000超!圧倒的NO.1です。
しかも売買手数料は業界最安。さらにゼロETFを利用すれば、その手数料すら無料になります。
また、最長90日先まで予約注文できますので、一日中PCの前でチャート画面を見続ける必要はありません。自分のペースで投資することができます。
米国株投資のオンラインセミナーも無料で視聴できますので、初心者でも米国株投資のノウハウを学習していくことができます。
米国株投資用の証券会社を探しているならマネックス証券が一番おすすめです。ご覧の通り、あえて他を選ぶ理由がありません。
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マネックス証券
SBI証券のメリット・デメリット
- 外国株の取り扱い銘柄数 業界NO.1
- 米国株の売買手数料が業界最安
- 最長15日先まで予約注文可能
- ドル転の手数料も業界最安
- 各種マーケット情報、売買ツールを追加購入可能
- 米国株の取扱銘柄数はマネックス証券の方が断然多い
- 便利なツールがそろっているけれど有料…
- 米国株チャートは15分遅れで表示
SBI証券は、外国株の取り扱い銘柄数が業界NO.1です。(米国株+非米国の外国株の銘柄数)
たとえば、タイ・ベトナム・インドネシアなど、これから伸びてくる新興国株に投資したいのであればSBI証券がおすすめです。
もちろん、米国株の取り扱い銘柄数も一般的な証券会社より優れています。
米国株の売買手数料は業界最安ですし、最長15日先まで予約注文できます。しかし、業界NO.1ではありません。
ですので、米国株投資用の証券会社としてあえてSBI証券を選ぶ必要はないでしょう。
もし、アメリカを含め、日本ではなく外国の株に投資したいのであれば、SBI証券とマネックス証券をセットで使うのがおすすめです。
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SBI証券
結論!米国株用の証券会社はマネックス証券とSBI証券のどちらがおすすめ?
まぁ…比較する前からわかってたことでしたが、あえて比較してみてもやはり結論は同じです。「米国株ならマネックス証券が最強」です。
株式投資は米国株だけ!という米国投資家の方はマネックス証券をメイン口座にするのがおすすめです。
SBI証券もしくは楽天証券をメイン口座として使っている方は、米国株投資用のサブ口座としてマネックス証券は最適です。
もちろん、米国株以外のベトナムやフィリピン等の新興国株に投資するなら、マネックス証券よりSBI証券の方が有利です。
しかし、新興国は先進国ほど投資環境が整備されていません。見えないリスクを含んでいます。また、売買手数料も米国株の手数料と比較して高いです。
個人的には、リスクが高くて手数料も高い新興国株に投資するより、リスクが明確で手数料が安く、しかも成長力の強い米国株に投資するほうがメリットがあるのではないかなと思います。
新興国株についてずば抜けた情報を持っている方以外は、米国株に集中したほうが得策でしょう。
少なくとも「できるだけ低リスクで高リターンを目指す投資」をしたいのであれば、新興国株より米国株の方が有利であることは間違いありません。
米国株に投資するなら、業界NO.1のマネックス証券を使うのが最良の選択です。
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マネックス証券
マネックス証券の口座開設方法については、以下の記事でまとめています。 マネックス証券の口座開設方法を紹介します。 インターネット上だけで申込み完了できますので、非常に簡単です。 必要なものは運転免許証とマイナンバー ...
【簡単】マネックス証券の口座開設方法(インターネットで完了)
楽天証券とSBI証券のメリットデメリットについては、以下の記事でまとめています。楽天証券かSBI証券かで迷っている方は参考にしてみてください。 証券会社はたくさんありますが、初心者におすすめの証券会社はどの証券会社でしょうか? 多くの方は「楽天証券かSBI証券かな?」っとイメージしたのではないでしょうか。それで正解です。間違いあ ...
楽天証券とSBI証券のメリットデメリット比較。おすすめはどっち?