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【BND】バンガード・米国トータル債券市場ETFの分析(経費率・配当利回り・保有銘柄など)

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バンガードが販売している米国トータル債券ETFBND」について調べてみました。

外国債券に幅広く安全重視で分散投資したい方にとって、第一候補になりえる債券ETFですね。

保有銘柄数8000以上、経費率0.05%です。コストとリスクヘッジにおいてBNDを上回る債券ETFはほぼ無いと言って過言ではないでしょう。

BNDの概要

名称/ティッカーバンガード・米国トータル債券市場ETF/BND
ベンチマークする指数ブルームバーグ・バークレイズ米国総合浮動調整インデックス
販売会社バンガード
取引所NYSE Arca
設定日2007年04月03日
純資産総額約3兆4561億円(※1ドル100円換算)
保有銘柄数8174銘柄
経費率0.05%
直近配当利回り(税込み)2.54%
配当スケジュール毎月
売買回転率61%

純資産総額3兆超え!流動性の高い債券ETF

BNDの純資産総額は345.61億米ドルです。(2017/06/30時点)

1ドル100円換算で約3兆4500億円超え。流動性に何の心配もありません。市場で売ってすぐ換金できます。

経費率0.05% バンガード最安手数料ETF「VTI(0.04%)」に匹敵する安さ

さすがバンガード。経費率0.05%という破格の安さ。

例えば、国内債券に投資する投資信託「ニッセイ国内債券インデックスファンド」の手数料は0.1566%です。(2017/11/20時点)

ニッセイ国内債券インデックスファンドの手数料は、最安水準レベルです。BNDのその約1/3の手数料…。凄く安いです。

配当利回り2.54% こんなに高いの!?

債券って、こんなに利回りいいんですね。配当利回り2.54%もあるなんて知りませんでした。

「債券買って為替リスク背負うくらいなら、現金でもっていればいいや」なんて考えていましたが、こんなに配当利回りがいいなら、ポートフォリオにBNDを組み入れるのもいいかもしれません。

投資スタイル

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参考バンガード BND PDF

上画像の「米国財務省証券」というのは、米国債のことですね。日本の国債のアメリカ版です。

エージェンシー債も同じようなもので、政府系機関が発行する債券のことです。

参考エージェンシー債とは|金融経済用語集

BNDは、米国債と政府系機関が発行する債券を中心に、安全性が高い社債なども含めて運用されているようです。

資産構成

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資産構成は、60%超が政府系機関が発行する債券で固められています。

また、その他の社債についても、Baa以上のものがほとんどです。かなり安全性の高い債券ETFといえそうです。

国別保有割合

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参考BND | ETF.com

BNDは一応、米国トータル債券ETFという名前なのですが、米国以外の債券にも投資しているようです。

メキシコ、アイルランド、フィリピンなど、「えっ…そんなところに投資してるの?」という国もありますが、1%以下の割合なので、ほとんど影響ないと思われます。

そもそも、持っている債券の格付けがBaa以上ですから、新興国のあやしい債券を買っているわけではないでしょう。

BNDの値動き

直近5年

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参考BND - Yahoo Finance

BNDの直近5年の値動きです。(2017/11/20時点まで)

多少上下していますが、値上がりもせず、値下がりもせずといったところです。債券は、株式のように成長性がみこめる投資商品ではないですからね。こういうフラットな値動きが一般的だと考えていいでしょう。

BNDとS&P500の比較

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参考BND vs S&P500 - Yahoo Finance

直近5年のBNDとS&P500とのパフォーマンス比較です。(2017/11/20時点まで)

BND、あきれるほど平坦ですね。(笑

債券は安全と入っても、ここまで値動きが無いのであれば、債券に投資するよりS&P500に投資したほうがいいのではないかと感じてしまいます。

S&P500が5年で約80%値上がりしているのに対して、BNDは約4%の値下がりしていますからね。いくらここ数年、上昇相場だったとはいえ、すごい差です。

総評

  • 20~30年の長期投資を考えているのであれば、債券は保有しなくていい
  • 分配金狙いでBNDを買うのもあり

以上が私の結論です。

ジェレミー・シーゲル氏、バートン・マルキール氏、ジョン・C・ボーグル氏、等々、インデックスファンド界の重鎮がおっしゃっているとおり、長期的に投資すると、株式のリスクは債券のリスクを下回ります

ですので、初めから長期投資すると決めて投資信託やETFを購入しているのであれば、あえて債券を買う必要はないでしょう。債券に投資するお金も、投資信託やETFに投資してしまったほうがリターンが高くなります。

ただ、いつリーマンショック級の下落相場が来るかは、誰にもわかりません

「運用資産が急激に減るのには…耐えられない」というのであれば、債券を保有しておくのもいいでしょう。投資は精神面も大きく影響しますからね。

債券を持っておくと、その分リターンは下がるかもしれませんが、安定的に分配金を貰えます。そう言った点も、精神衛生上プラスに働くと思います。

BNDのライバル的存在の債券ETF「AGG」については、以下の記事で紹介しています。

参考【AGG】iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETFの分析(経費率・配当利回り・保有銘柄など)

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