配当を重視している投資信託を検索してみました。
検索結果は、なんとたったの7つ…。しかも、手数料が高いものが多いです。
許容範囲かな?と思える0.5%台以下の銘柄を中心に、高配当投資信託をまとめてみました。
目次
楽天の投信スーパーサーチで「配当」重視の投資信託を検索した結果
上画像が、楽天の投信スーパーサーチで「配当」をキーワードに検索してみた結果です。
なんと、銘柄名に「配当」をつけている配当推しの投資信託はたった7つしかありません。
しかも、手数料が0.5%台でかえるのは以下の4つのみです。
手数料0.5%台以下の低コスト高配当投資信託4つ
SMT日本株配当貴族インデックス・オープン
- ベンチマーク指数:S&P/JPX配当貴族指数
- 運用方式:ファミリーファンド方式
- 純資産総額:24.68億円(2017/12/07現在)
- 購入時手数料:なし(楽天証券の場合)
- 運用管理費:年率0.4536%(税込)
- 委託会社0.2052%
- 販売会社0.1944%
- 受託会社0.054%
- 分配金のタイミング:5月/11月
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型
- ベンチマーク指数:S&P500配当貴族指数(配当込み・円ヘッジ)
- 運用方式:ファミリーファンド方式
- 純資産総額:6.49億円(2017/12/07現在)
- 購入時手数料:なし(楽天証券の場合)
- 運用管理費:年率0.54%(税込)
- 委託会社0.25%
- 販売会社0.22%
- 受託会社0.03%
- 分配金のタイミング:4月
参考:野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型
野村インデックスファンド・米国株式配当貴族
- ベンチマーク指数:S&P500配当貴族指数(配当込み・円換算ベース)
- 運用方式:ファミリーファンド方式
- 純資産総額:12.72億円(2017/12/07現在)
- 購入時手数料:なし(楽天証券の場合)
- 運用管理費:年率0.54%(税込)
- 委託会社0.25%
- 販売会社0.22%
- 受託会社0.03%
- 分配金のタイミング:4月
SMT米国株配当貴族インデックス・オープン
- ベンチマーク指数:S&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)
- 運用方式:ファミリーファンド方式
- 純資産総額:6.26億円(2017/12/07現在)
- 購入時手数料:なし(楽天証券の場合)
- 運用管理費:年率0.594%(税込)
- 委託会社0.27%
- 販売会社0.2592%
- 受託会社0.0648%
- 分配金のタイミング:5月/11月
一番おすすめの高配当投資信託は?
一番純資産総額が多く、手数料が低いのは「SMT日本株配当貴族インデックス・オープン」です。ただ、こちらの投資信託は「日本の高配当の株式」をひとまとめにした投資信託です。あくまでも投資先は日本です。
米国の高配当の株式に投資したい方は、残りの3つ「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型」「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」「SMT米国株配当貴族インデックス・オープン」から選ぶことになります。
一番純資産総額が多く、手数料が低いのは「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」です。
ですので…、
- 日本の高配当銘柄に投資する投資信託を買いたい人は「SMT日本株配当貴族インデックス・オープン」
- 米国の高配当銘柄に投資する投資信託を買いたい人は「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」
を買っておけば間違いないかなと思います。
ただ、「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族」と「野村インデックスファンド・米国株式配当貴族・為替ヘッジ型」は運用実績が1年未満です。設定日がどちらも2017年1月10日なので、作られてまもない投資信託です。
「SMT米国株配当貴族インデックス・オープン」は設定日が2016年8月30日なので、1年以上の運用実績があります。運用実績を重視するのであれば、「SMT米国株配当貴族インデックス・オープン」を選ぶと良いでしょう。
高配当投資信託によくある間違い
高配当投資信託を買えば、分配金がたくさんもらえると勘違いしてませんか?
もらえませんよ!
高配当投資信託というのは「配当を重視している株式」をひとまとめにした投資信託です。「分配金をたくさん出す投資信託≠高配当投資信託」です。
「配当を出す株式をひとまとめにし、株式からの配当を再投資する」という、配当銘柄の配当再投資が一つの投資信託を買うだけでできるので、高配当投資信託は便利というだけです。
配当再投資の投資法に興味が無い方は、高配当投資信託を買う必要はありません。
「配当再投資ってなに?」という方は、以下の記事にて紹介していますので参考にしてみて下さい。
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