資産運用 ETF

新興国ETFはVWOがおすすめ?それとも高配当ETF(DEM・DGS・DGRE・3085HK)?

更新日:

hide and seek

先日、投資信託を全て売却しました。今後はETFを購入していこうと考えています。

楽天証券で投資信託を売却(解約)する方法

楽天証券で投資信託を売却(解約)する方法を解説します。 下げ相場になりそうなので、投資金額を少し減らしておきたい 投資信託に積立投資していたけれど、ETFに切り替えたい 銘柄選択を間違えたので、他の投 ...

 

先進国ETFについては、どの銘柄を買うか決まっています。しかし、新興国ETFについてはまだ決まっていません。

具体的にいうと、VWODEMDGS・DGRE・3085HKのどれに投資するかで迷っています。

要するに、配当重視のETF(DEM・DGS・DGRE・3085HK)を買うか、非配当重視のETF(VWO)を買うかで迷っているわけです。

いつまでも頭の中でグルグルと考えを巡らせていても答えが出ないので、思考整理の意味も兼ねてブログに記事としてまとめてみます。

時価総額加重平均か配当加重平均か

バンガード社が販売しているVWOと3085HKは、時価総額加重平均指数をベンチマークするETFです。

 

それに対して、ウィズダムツリー社が販売しているDEM・DGS・DGREは、ファンダメンタル加重指数(配当加重)をベンチマークするするETFになります。

ウィズダムツリーが独自に作った条件をくぐり抜けた、配当利回りの良い株だけを購入することになります。

 

どれがいいというわけではなく、運用方針に違いがあるということです。

素直に時価総額加重平均をベンチマークする高配当ETFが欲しいのであれば、3085HKを選ぶべきなんでしょうけど…

3085HKが保有する株は、銀行株がほとんどですし、国別割合も個人的にあまり好みではありません。

また、設定されてから日が浅く、十分なデータがない、資金量が少ないといった点も気になります。

だからといって、DEM・DGS・DGREを買うかというと…、これまた手数料が高いという問題がありますので、悩んでしまうんですよね。

VWO・DEM・DGS・DGRE・3085HKの違い(運用資産額・手数料・分配金利回りなど)

 VWODEMDGSDGRE3085HK
ベンチマーク指数FTSEエマージングマーケッツオールキャップ(含む中国A株)インデックスウィズダムツリー エマージングマーケッツ・ハイディビデンド・インデックスウィズダムツリー新興国小型株配当インデックスウィズダムツリー新興国株クオリティ配当成長インデックスFTSEアジアパシフィック(除く日本・
オーストラリア・ニュージーランド)ハイディビデンド・イールド・インデックス
運用資産額約9兆1700億円約2532億円約1932億円約83億円約41億円
手数料(年間)0.14%0.63%0.63%0.32%(一時的0.35%
分配金利回り2.35%3.55%2.79%1.97%0.68%
設定日2005年3月4日2007年7月13日2007年10月30日2013年8月1日2014年6月10日

各項目の情報は、それぞれのETFの交付目論見書と、ヤフーファイナンス、ブルームバーグのサイトを参考に記載しています。

 

VWO・DEM・DGS・DGRE・3085HKの違いを一覧表でまとめてみました。

パッと見てわかると思いますが、ウィズダムツリーのETF3種はどれも手数料が高いのがわかると思います。

個人的に容認できる手数料は0.5%が限界かな…と考えていますので、ウィズダムツリーのETFには手が出しにくいんですよね。

DGREの手数料は0.32%ですが、これは購入者を増やすために一時的に割引してるだけで、2018年中に0.63%に戻ります。

 

とすると、消去法で新興国の高配当ETFを買うなら3085HKになるんですが…、保有銘柄と国別割合が個人的に好みではありません。

というか、3085HKとDGREに関しては、設定されてからまだ間もないETFですので、できれば投資するのは控えたいところです。流動性の問題もありますし、実際にどの程度のリターンが見込めるのか予想しにくいですから。

ETFに"長期投資"するわけですから、できる限り「賭け」の要素は排除したいところです。

ですので、投資するのであれば、運用期間が長く、運用資産額も十分なVWO・DEM・DGSに投資したいと考えています。

 

たとえ、過去の実績が将来のリターンを確約するものではないとしても、です。

 

過去の実績で将来のリターンは決まらないからといって、わざわざ実績のないETFに投資する必要はないでしょう。

VWO・DEM・DGSのパフォーマンス比較

VWO_DEM_DGSのパフォーマンス比較_01

VWO・DEM・DGSのパフォーマンス比較(2008〜2018)

VWO・DEM・DGSの実際のパフォーマンスを比較してみました。

2008年から2018年までの期間で比較すると…

  1. DGS
  2. DEM
  3. VWO

の順番で、パフォーマンスが良いです。

VWOは最大下落幅(Max Deawdown)も大きいし、リターンも良くないという残念な結果に…

しかし、投資期間を変えると、違った結果になります

 

VWO_DEM_DGSのパフォーマンス比較_02

VWO・DEM・DGSのパフォーマンス比較(2010〜2018)

2008年のリーマンショック移行の2010年2018年の10年間で比較すると、パフォーマンスが良い順に…

  1. DGS
  2. VWO
  3. DEM

となります。

VWOとDEMの順番が入れ替わりました。

また、最大下落幅もVWOが30.74%なのに対して、DEMは41.92%と改善しています。

つまり、投資する時期によってパフォーマンスは大きく変わるということですね。

最後に直近5年で比較してみます。

 

VWO_DEM_DGSのパフォーマンス比較_03

VWO・DEM・DGSのパフォーマンス比較(2013〜2018)

2013年〜2018年の直近5年間でパフォーマンス比較すると…

  1. DGS
  2. VWO
  3. DEM

の順番になります。

先ほど2010年〜2018年の10年間で比較した場合と順位は変わりません。

ただ、DGSとVWOのリターンの差が縮まっています。DEMはかなり苦戦しているようです。

グラフで見ると、それぞれ大きく差が開いているように感じますが、トータルリターン(Final Balance)の数値を見ると、そこまで大きな差はないのがわかると思います。

投資期間に応じてグラフのマス目が変わるので、それぞれのETFに大きな差が生じているように見えているだけです。

でも…

投資期間を変えても、一貫してDGSのパフォーマンスは良いですね。

新興国に投資するというリスクに加えて、さらに小型株に投資するというリスクを負うのは気が引けますが…、魅力的です。

上記のシミュレーションは、配当再投資した上での比較になります。また、手数料は考慮されていませんので、注意してください。

永遠に保有できるか?

最終的に長期投資で1億円のお金を貯めたとします。

で、その長期投資ポートフォリオの20%(2000万円)が新興国ETFだったとします。

もし、DEMかDGSを2000万円保有していたとすると、年間12万6000円も手数料でとられることになります。

 

VWOなら、たった2万8000円です。

 

1年間で手数料に約10万円もの差が出てきます。これに納得できますか?当たり前ですが、運用資産額が増えるほど手数料は高くなります。

VWOに1億円投資した場合、年間の手数料は14万円になります。DEMかDGSに1億円投資した場合、年間の手数料は63万円になります。

 

1年間の手数料の差は約50万円になります。

 

もちろん、この手数料差をカバーできるほどDEMとDGSのリターンが良いのであれば特に問題はないのですが…

上記のVWO・DEM・DGSのパフォーマンス比較で載せた画像をみて頂ければわかる通り、必ずしも一貫してDEMとDGSのパフォーマンスがVWOを上回っているわけではありません

VWOよりリターンが少なく、しかも高い手数料を取られる年もあるということです。

もし、ガチホして永遠に売る気がないのであれば、手数料が高いというデメリットを理解した上で、DEM・DGSを保有し続けられるか考えないといけません。

それぞれ50%ずつ保有するという考え方もあり

ポートフォリオの一部を新興国ETFにするとしても、1銘柄にする必要はありません。

たとえば、ポートフォリオの20%を新興国ETFにする場合、VWOを10%。DEMかDGSを10%でもいいわけです。

これなら、新興国の高配当ETFを保有しつつ、時価総額加重平均をベンチマークするVWOも保有できます。

手数料は全体で0.455%となり、0.5%以下に収まります。

VWOかDEM・DGSか、どちらに投資するか決められない場合の折衷案ですね。

この方法なら、10年後に『あー、DEMかDGS(もしくはVWO)に投資しておけばよかった…』という後悔を避けられます

バフェットいわく…

「確実に間違えるよりは、おおよそ正しいほうが良い」

引用:バフェットからの手紙 第4版

です。

まとめ

  • 過去のパフォーマンスは将来と無関係とはいえ、わざわざ実績のない銘柄を買う必要はない
  • 投資家がコントロールできるのは手数料だけ
  • VWO+高配当ETFの組み合わせで投資すれば「高配当ETFに投資しておけばよかった…」という後悔を避けられる

結局どのETFに投資するかは自由です。

ただ、悩んでいる期間は市場から利益を得られません。投資してないわけですから。

 

悩んでいる≒投資しないという決断をしている」わけですから、なるべく早く投資してしまいたいところです。

 

まぁ、銘柄選択間違っても死ぬわけじゃないですからね。あまり堅苦しく考えず「楽しむ」気持ちを大切にしながら投資できればと考えています。

 

ちなみに、もしDEMかDGSに投資するのであれば マネックス証券 がおすすめです。

マネックス証券には、ゼロETFプログラムといって海外ETFの売買手数料(1回につき最大約2000円)が無料になるサービスがあります。

楽天証券にもSBI証券にも、このゼロETFに相当する海外ETF売買手数料無料サービスはありません。

マネックス証券で毎月DEMかDGSに積立投資すれば、年間最大2万4000円もの手数料が無料になります。

なぜ「マネックス証券」が米国株投資におすすめの証券会社なのか?

アメリカは先進国で数少ない人口増加国です。 経済指標(NYダウやS&P500など)は右肩上がりに上昇していますし、GDPも伸びています。 ブラックマンデーもリーマンショックもなんのその。大恐慌が起こっ ...

マネックス証券の口座開設は以下の記事で紹介しています。

マネックス証券_口座開設_TOP
【簡単】マネックス証券の口座開設方法(インターネットで完了)

マネックス証券の口座開設方法を紹介します。   インターネット上だけで申込み完了できますので、非常に簡単です。   必要なものは運転免許証とマイナンバーの画像だけです。 iPhon ...

 

VWOはマネックス証券のゼロETFプログラム対象のETFではありません。マネックス証券、SBI証券、楽天証券、どの証券会社で購入しても、売買手数料がかかります。

ですので、メインで使っている証券会社で投資すれば良いでしょう。

個人的には、メイン証券会社は 楽天証券 SBI証券 を使うのが一番便利だと思います。

楽天証券とSBI証券は、オンライン証券会社の2大巨塔ですので、どちらを使ってもまず間違いありません。

楽天証券とSBI証券のメリットデメリット比較。おすすめはどっち?

証券会社はたくさんありますが、初心者におすすめの証券会社はどの証券会社でしょうか?   多くの方は「楽天証券かSBI証券かな?」っとイメージしたのではないでしょうか。それで正解です。間違いあ ...

-資産運用, ETF

Copyright© シンプル資産運用術 , 2018 All Rights Reserved.